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2021-09-30
オススメ
毎年10月10日は、「世界メンタルヘルスデー」です。「世界メンタルヘルスデー」は、メンタルヘルスの問題に関する意識や関心を高めて、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的とした国際記念デーです。
メンタルヘルスとは体の健康ではなく、こころの健康状態を意味します。近年、こころの病気は増えていて、生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれ、ストレスなどが積み重なることがきっかけとなって、誰でもかかる可能性があるのです。
新型コロナウイルスの感染拡大で、精神的にも肉体的にもストレスを感じることが多い今、メンタルヘルスケアを意識することは重要なことだと思いますので、調べたことをご紹介したいと思います。
メンタルヘルスケアに大切なことは、自分のストレスの状態を知ることとセルフケアと言われています。
元気な心の状態とは
・「こんなこともあるさ」と寛容に受け止められる
・身なりに気を配れる、おしゃれが楽しい
・相手の立場や気持ちが思いやれる
・仕事もプライベートも楽しい、いろいろなことに意欲的
・元気に挨拶でき、おしゃべりが楽しい
疲れた心の状態
・何事も悲観的にしか受け止められなくなる
・身なりが乱れてくる、おしゃれに身が入らない
・ささいなことで腹が立ち、心に余裕がなくなる
・何事にも興味が失せ、楽しめない、集中できない
・人と会いたくない、挨拶するのも億劫(おっくう)
疲れた心の状態が続いてしまうと、こころの調子をくずしてしまう原因になります。
日々の生活の中で感じるストレスで疲れた心をセルフケアすることが大切です。
■セルフケア実践編
1.呼吸法
深呼吸をすることで、緊張やストレスで固まった筋肉を緩めて体をリラックスさせる効果があります。
2.ストレッチ、適度な運動
手足を伸ばしたり身体をひねったりすることで筋肉のこりも多少とれ、気持ちがすっきりします。座りっぱなしの仕事をしている人は、立ち上がるだけでも多少の効果があります。
3.笑う
「笑い」には血糖値の上昇を抑え、ストレスを軽減する効果があることが研究によってわかっています。「作り笑い」でも効果はあります。職場でにっこり笑顔を心がけることはコミュニケーション上でも健康上でもプラスです。
4. ライフスタイルを見直す
ストレスをためないコツは、生活の基本5要素である「運動・仕事・食事・睡眠・休息」を“毎日”まんべんなく取り入れた暮らしをすることです。たとえば、毎日少しずつ運動する、1日に空いた時間を何度かつくってリラックスするなど、生活スタイルを整えて、その日のストレスはできるだけその日のうちに清算することを心がけましょう。特に睡眠不足は、疲労感や情緒不安定などストレスが増す原因となり、メンタル不調への近道となると言われています。
5. 身近なストレス解消法をもつ
ストレスを受けるのが日常的なことなら、日常生活の中でストレスを解消する方法を持ちたいものです。スキマ時間でもできる気分転換法をたくさん準備しておき、その日のストレスはその日のうちに解消しましょう。
6. コミュニケーションを大事にする
自分の気持ちを抑えすぎてストレスをため込むのではなく、自分の主張を一方的に押し付けて相手を傷つけるのでもなく、相手の気持ちと自分の主張をバランスよくとり入れた伝え方を心がけてみましょう。
また、シンプルですが、一人で抱え込まないということは非常に重要です。会社の同僚、先輩や上司だけではなく、プライベートの友人や家族、専門家など誰か相談できる人を見つけましょう。相談することで、自分の中で状況の整理ができて、自分では考えつかなかった視点で物事をとらえるきっかけが生まれます。
7. 困ったときはこう考える
「なにごとも白か黒かで考えがちで、結果が出なければすべて無駄(デジタル思考)」というような物事の捉え方をしていると、常になにかに追われ、焦りの気持ちを感じ、ストレスはたまる一方です。
これに対し、「失敗をしたからといって人生が終わるわけではない(アナログ思考)」というような、白か黒かにとらわれず、ゆとりを持って物事を捉えられると、ストレスが少なくなり、気持ちが落ち込みにくくなります。
自分と向き合い、自分の心を大切にしてメンタルヘルスを健全に保つことが、仕事の成果や人生のあり方に大きな影響を与えることは言うまでもありません。
上記の7項目のどれか1つでも実践して、日常的に発生するストレスと上手に付き合っていきましょう。
<参考サイト>