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社員ブログ

みんなができるSDGs

2021-03-30
今までも、このブログの中で取り上げてきた、SDGs。
SDGsについて、わかりやすい説明をしているサイトがありましたので、抜粋させていただきます。
 
SDGsとは、英語の「Sustainable Development Goals(サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ)」の略です。読み方は、アルファベットをそのまま読んで「エスディージーズ」と読みます。
日本語にすると、「持続可能な開発目標」という言葉になります。ここでいう持続とは、「人間が地球に住み続ける」ということ。そして開発とは、「より良い世界をつくる」ことです。つまり、持続可能な開発目標とは、
「人間が地球でずっと暮らしていけるような世界をつくるための目標」のことになります。
世界には、貧困や紛争・テロ、温暖化・気候変動、資源の枯渇など、解決しなければならないさまざまな問題があります。
「このままではいつしか人間が地球に住めなくなってしまうかもしれない。」
そのような危機感を持った世界のリーダーたちが集まって、世界が抱えている課題を整理し、解決策を考えました。それがSDGsです。
SDGsは、2015年の国連サミットで決められました。2030年までの達成をめざす17の目標と、それをクリアしていくための169のターゲットから成ります。
 
いま世界で起きている問題(ここで紹介するのはほんの一部だけです…。)
☞ 1日1ドル90セントという極度の貧困状態の下で暮らす人々は7億3,600万人(2015年)
 
☞ 全世界で8億2,100万人が栄養不良に陥っている(2017年)
 
☞ 年間540万人の子どもたちが5歳の誕生日を迎える前に命を落としている(2017年)
 
☞ 最低限の読み書きができていない子どもと思春期の若者が6億1,700万人
 
☞ 15歳未満で結婚した女性が世界に推定2億5,000万人
 
☞ 7億8,500万人は安全に管理された飲料水サービスを利用できていない(2017年)
 
☞ 8億4,000万人が電力を利用できていない
 
☞ 若者の1/5は教育にも仕事にも訓練にも参加していない状態
 
☞ 20億人はごみ収集サービスを利用できていない
 
☞ 全世界のCO2(二酸化炭素)排出量は1990年以来50%近く増大している
 
☞ 毎年800万トン以上のプラスチックがゴミとして海に流れ込んでいる
 
☞ 干ばつと砂漠化により毎年1,200万ヘクタール(日本の国土面積の約1/3)の土地が失われている
 
☞ 紛争下に暮らす子どもたち約2,700万人が学校に通えていない

世界がどのような問題を抱えているのかを知ることは重要です。
 

日本の目標別SDGs達成度合い
 
SDGsにおける日本の課題についてまとめているサイトがありましたので、抜粋させていただきます。
 
2020年日本のSDGs達成度ランキング
 
国連レポートのSustainable Development Report 2020(持続可能な開発レポート)では、毎年、世界各国のSDGs達成度合いが発表されています。
 
それでは早速、世界各国、そして日本の順位をご紹介します。
SDGs達成度合いランキング上位20位 カッコ内はスコアを表しています。
1.スェーデン(84.72)
2.デンマーク(84.56)
3.フィンランド(83.77)
4.フランス(81.13)
5.ドイツ(80.77)
6.ノルウェー(80.76)
7.オーストリア(80.70)
8.チェコ共和国(80.58)
9.オランダ(80.37)
10.エストニア(80.06)
11.ベルギー(79.96)
12.スロベニア(79.80)
13.英国(79.79)
14.アイルランド(79.38)
15.スイス(79.35)
16.ニュージーランド(79.20)
17.日本(79.17)
18.ベラルーシ(78.76)
19.クロアチア(78.40)
20.大韓民国(78.34)

 
2020年版のSDGs達成度ランキングで上位のほとんどが北欧諸国の中、日本は17位という結果でした。トップ20位以内にアジア諸国の国は日本と韓国のみなので、17位に入ったことは凄いと思われる方もいるかもしれませんが、実は、年々日本の順位は後退しています。
 
SDGsにおける日本の目標別SDGs達成度合いについて国連レポートのSustainable Development Report 2020を元に17の目標を達成度別に分けてみました。
 
達成できている目標
目標4:質の高い教育をみんなに
目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
目標16:平和と公正をすべての人に
 
 
課題が少し残っている目標
目標1:貧困をなくそう
目標3:すべての人に健康と福祉を
目標6:安全な水とトイレをみんなに
目標8:働きがいも経済成長も
目標11:住み続けられるまちづくりを
 
課題が残っている目標
目標2:飢餓をゼロに
目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標12:つくる責任つかう責任
 
重要課題が残っている目標
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標14:海の豊かさを守ろう
目標15: 陸の豊かさを守ろう
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
 
重要課題に入っている目標では、具体的に
・女性国会議員の数
・再生可能エネルギーの割合
・二酸化炭素(CO2)の排出量
・水産資源の乱獲・崩壊
・輸入に伴う地上・淡水の生物多様性への脅威
・国民総所得(GNI)に含まれる政府開発援助(ODA)の割合
などを解決しましょうとレポートに書かれています。
 
課題が残っている目標に、「飢餓をゼロに」が入っていることに愕然となりました。この日本で、飢餓に苦しんでいる方がいるのだろうかと想像もつかないことです。このようなレポートを見なければわからないことがいっぱいあります。
 
参考
 
さて、SDGsがめざすものと、日本の現状がわかりました。
私たちにできることはなんでしょうか。
 
貧困をなくそう、飢餓をゼロにと言われても実感がわかない。
 世界を変える目標なんて壮大すぎる。そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。
でも、世界を変えるという壮大な目標は一人ひとりの行動が変わらなければ達成できません。
 一人ひとりが当事者意識を持って行動した時、世界は変わり始めます。
そして、じつは誰もがすでにSDGsに貢献しています。
例えば、水をムダにしないように心掛けていたり、部屋の電気をちゃんと消したり、ごはんを残さず食べたり、ごみを分別したり、エコバックを使って買い物したり。
SDGsと聞くと、何だか難しそうなイメージですが、じつは身近なものなのです。だからこそ、一人ひとりが毎日の行動を見直し実践すれば、やがて大きな変化を生みます。
 
以前も紹介しましたが、
誰にでも簡単にできる取り組みが国連から発表されています。
それが、こちらです。
ここに書かれている一つひとつを意識して、一人ひとりが実行していけば、必ずこの「持続可能な開発目標」は達成されます。日々の暮らしの中で忘れがちですが、私たちが選択する行動に大切な意味があることを時折思い出し、意識し直しながら、2030年への達成に向けて、一歩ずつ進んでいきましょう。